冬の寒い邪気は陽気を傷つけやすく体の抵抗力が弱まり、冷えや下痢などの症状、凝滞性によってさまざまな疼痛の症状や、体も縮こまりやすくなってしまいます。
冬の寒邪は「腎」を傷めやすいので、腎を養い体を温めることを心掛け、乾燥に注意しながら抵抗力がつく食事や生活を心掛けます。
体を芯から温め、免疫力を高める献立
はと麦入り自家製発芽玄米ごはん
~栄養満点!脾胃の働きをととのえるごはん~
【材料】
玄米:1カップ
白米:1カップ
はと麦:50g
【作り方】
① 玄米は軽く洗ってザルにとり、たっぷりの水に12時間浸す。12時間後かるく洗い、水を交換しさらに12時間浸す。
② 24時間後、今度はボールに水を入れず、水に浸した布巾をかける。布巾が渇き気味になったら適宜水を打つ。
③ 36時間後、1割程度の玄米から0.5~1mmほどの芽が出ていれば発芽玄米の完成。
④ はと麦50gは熱湯に30分ほど漬けて柔らかくしておく。
⑤ ③の発芽玄米1カップ、白米1カップ、はと麦を240ccの水で炊飯する。
体を芯から温める石狩汁
~真冬の健康維持に理想のひと品~
【材料】
鮭:4切れ
白菜:1/4株
白ねぎ:2本
きのこ:2~3種類
こんにゃく:1枚
ごぼう:1本
人参:1本
厚揚げ:1枚
酒粕:100g
昆布、昆布だし:800cc
味噌(西京味噌、麦味噌):各大3
酒、みりん:各大1
【作り方】
① 鮭は一口大に切り、熱湯をかけ、冷水で粗熱をとったらザルで水を切る。
② 野菜を洗い、ザルで水を切る。
③ 厚揚げは油抜きをし、こんにゃくもアク抜きの下処理をする。
④ ごぼう、にんじんは大きめのささがきにする。
⑤ 土鍋に昆布を敷き、こんにゃく、きのこ類、白菜、ネギ、ごぼう、にんじん、厚揚げ、鮭、と材料を陰性・陽性の順に重ね、昆布だしに西京味噌、麦味噌、酒、みりんで味を調えた味噌出汁を入れ、最後に酒粕を乗せて出汁に溶かす。
⑤ 沸騰するまで強火、沸騰したら中火にし、材料に火が通ったら味を調えて出来上がり。
ほうれん草とえのきの柚子しょうゆ和え
~ビタミンを補い胃腸を潤す~
【材料】
ほうれん草:1束
えのき:1束
柚子:適宜
しょう油:少々
枸杞子(クコの実):適宜
【作り方】
① ほうれん草は硬く茹でたものを冷水にとっておき、えのきも湯を通しておく。
② 柚子の皮は細い千切りにして水に浸しておく。柚子の実は絞りしょうゆと合わせる。
③ 食べる時に①を②で和え枸杞子を散らす。
屠蘇散入りリンゴのコンポート
~体を潤し風邪予防に~
【作り方】
①赤ワイン1カップに屠蘇散を一晩漬けておく。
②リンゴ1個は皮をむきカットする。
③鍋にリンゴを敷詰め、レモンの輪切り屠蘇散入り赤ワインを入れ強火にかける。
④アルコールが飛んだら屠蘇散を取り出しはちみつ大1をいれて煮詰めて出来上がり。
※アイスクリームやヨーグルトを添えるとさらに美味しく召し上がれます
屠蘇散は弊社運営の漢方みず堂サエラ薬局本町店でも取り扱っております。
漢方みず堂サエラ薬局本町店:https://www.saera-ph.co.jp/shop/mizu_hommachi/
お屠蘇散のご紹介:https://www.saera-ph.co.jp/blog/2024-12-06-25610/
サエラ薬局グループ 漢方研究会